T30による石灰散布業務(ヌカカ発生抑制の検証散布)
米子市内において、ドローン(T30)による石灰散布業務を行いました。米子市内の弓浜地区(きゅうひんちく)では、これまでヌカカ発生を抑制するため、地元自治会や土地所有者によって石灰散布(背負式装置や人力による散布方法)が行われてきました。今回の検証散布は、作業労力などの問題を抱えていらっしゃった地元住民の方々の声を受け、抑制対策事業の一環として米子市役所が計画されたものです。
使用した石灰の種類:粒状苦土石灰、粒状消石灰
使用機材:DJI AGRAS T30(粒剤散布システム3.0)
※粒剤散布装置の容量は最大40kg、1分あたり20kg以上、散布幅は最大7.5mが可能
当日は、予定された地帯へT30で石灰散布を実施し、ドローンによる実施の可能性、安全性、作業の技術的な問題点の検証を行いました。オペレーター以外にも各所へ安全監視員を配置したうえで、人の立ち入りが制限されるようなエリア(立木などの障害物)でも、ドローンにより上空から一定量の粒状石灰を均一に散布できることを確認しました。
当日の検証飛行には、地域から多くの方々が見学に訪れていただきましたが、ドローンによる散布の有効性を認識していただけたように思います。
※飛行方法について、国土交通省へ飛行許可を取得して飛行させています
今後は米子市役所にて発生状況の調査が行われ、ドローン散布の有効性について、検証が行われる予定です。
Comments